国家試験合格~免許申請及び登録までの流れについて解説
第55回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格発表が行われました。

管理者のサメさんです
今年はOTの合格者が多いですね
理学療法士国家試験は12,283人が受験し10,608人が合格。合格率は86.4%(現役93.2%)と昨年より0.6ポイントup↑
作業療法士国家試験は6,352人が受験し、5,548人が合格。合格率は87.3%(現役94.2%)となり、昨年と比較し16ポイントの大幅upとなりました。
理学療法士の新卒者受験者数は昨年より141人増、10,749人。
引用元:厚生労働省HPより

やったー!合格した!

おめでとう

早速合格証書持って保健所に行ってね
仮登録のはがきがきたら教えてね

わかりました

ん~。なんの事かさっぱりわからない

あっ、健康診断書は書いてもらった?
まだなら先生に診察してもらうから持ってきて

…。はい(そんなのあったっけ?)
ここでは国家試験合格後に行う手続きについて説明していきます。
1.1 国家試験に合格したら
国家試験に合格したら、速やかに就職先に連絡しましょう。
複数名の新卒者がいる病院では、免許申請を素早く行うことで
『しっかりと考えて行動しているな』
と上司に評価されます。

最初の印象はかなり大事ですよ
申請に必要な書類の中には、診察が必要なものがあります。
(診断書は発行から1ヶ月以内)
就職先で書いてもらえる可能性もあるので、聞いてみましょう。
1.2 理学療法士として業務を行うためには
国家試験合格後は、速やかに免許申請を行いましょう。
この時点では、まだ免許番号がわからないので保険点数の算定は出来ません。
1.3 書類を準備しよう
申請は住所地の保健所(一部県については県庁)で行います。
理学療法士の免許申請に必要なものは以下になります。
②診断書の用紙
③戸籍抄本or謄本(原本)
④登録済証明書用はがき

書類どこにあったっけな…
①②④は養成校で事前に準備してくれると思います。
(前年度国家試験に落ちている人は自分たちで用意しないとかも…)
なかったら卒業した学校に聞いてみて下さい。
無い場合は保健所で手に入りますのでご心配なく。
またPDFを印刷してもOKです。
③戸籍抄本or謄本は役所に取りにいきましょう。
2.1 合格証書が届いたら
早速保健所に申請にいきましょう。少しでも早く手続きをしたほうが
免許の登録日も早いので保険点数の算定が可能です。

合格証書が届いたら教えて。病院こなくていいから保健所に行ってね。

免許申請に行くんですね

そうそう!よく知ってるね!さすが○○さん
最近では、昔と違って3月中に合格証書が届くので、
速やかに保健所へ申請に行くことをお勧めします。
2.2 収入印紙・切手は忘れずに
保健所に必要な書類を提出します。
申請する書類によっては、別に印紙や切手を貼る必要があります。
保健所では販売していませんので、しっかり事前に準備しましょう。
2.3 登録済証明書は必ず提出しよう
免許登録されてから、免許証が届くまで2~3ヵ月かかるので
理学療法士名簿に登録されたことを知らせるために「登録済証明書」が送られてきます。
自分で記入したはがき自体が登録済証明書として送り返されてきます。
こちらは任意なので、必要が無い人は提出不要ですが、
保険点数を1日でも早く算定したほうが病院の利益になりますので、
必ずこちらも提出しましょう!
3.1 仮免許証(登録済証明書)が届いたら

はがき届きました

よし!総務に渡しておくからコピーとっておいて
登録済証明書に書いてある登録番号があれば、
晴れて理学療法士として登録され保険点数の算定が可能になります。
登録年月日まで遡って点数の申請が出来るので、管理職の方はお忘れなく♪
3.2 免許証が届いたら

ピンポ~ン!お届けものです

やったー!免許証が届いた
郵送で免許証が届くまで、約2か月程度かかります。(地域差あり)
無事免許証が届いたら、再度職場に持っていきましょう。
コピーだけでもOKかもしれないので、事前に確認しておくといいかもしれません。

免許証のコピー持ってきました

これであなたも理学療法士ですね!
まとめ
ここでは国家試験合格~免許申請及び登録までの流れをざっくりとご説明しました。
合格してからもやることがたくさんありますね。
免許登録はあくまでスタートラインです。
これから立派な理学療法士・作業療法士になれるよう、
先輩の背中を追いかけて頑張ってください!
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